お葬式で必要な「喪主」の決め方・注意点について

お葬式で必要な「喪主」の決め方・注意点について

お葬式は、故人にとっても周りの人にとっても大事な出来事。しかし、非日常でもあるので、どうすれば良いのかわからなくなってしまうシーンも多々あります。
ここでは、お葬式には欠かすことのできない「喪主」の決め方・注意点についてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。

喪主の決め方について

喪主は、どなたが担当するか明確に決められているわけではありません。一般的な優先度に沿って、喪主の決め方をお伝えします。

故人の遺言に従う

故人の遺言で喪主を指定されていた場合は、その通り指名された方が喪主を務めます。遺言者の意志が最優先されるので、できる限り従いましょう。

配偶者が務める

遺言で喪主の言及がなかった場合や、遺言書自体が存在しない場合は、基本的に配偶者が務めます。
昔は、長男がすべての遺産を引き継ぐ「家督相続」があったため、故人の長男が喪主を担当するケースが多かったようです。家督相続の制度が1947年に廃止されたことや、家を継ぐという意識が薄まっていることから、配偶者が優先されるようになりました。

血縁者が務める

故人の配偶者がいない場合や、病気などで喪主を担当できない場合は、血縁関係の深い方から選びます。基本的には、故人の長男が最優先だとされています。

友人などが務める

配偶者や血縁者がいないというケースでは、故人の友人・知人が務めます。また、介護施設にお世話になっていた場合、施設の代表者が喪主になることもあるようです。

喪主の注意点について

数珠をもって手を合わせる老人の手

次に、喪主の注意点についてお伝えしていきます。

誰よりもマナーに気を付ける

故人を想うお葬式では、マナーに気を付ける必要があります。特に、進行を務める喪主の場合は、人の視線が集まりやすいので、誰よりもマナーを守る必要があるでしょう。
基本的なマナーとしては、服装。色のあるものを身に付けないようにしたり、乱れがないようにしたりなど、よく注意しましょう。喪に服すという言葉があるように、供養において服装は重要です。故人を悼む気持ちを、見た目から表しましょう。

忌み言葉を学んでおく

忌み言葉とは、縁起の悪さや不幸を連想させることから、使用を控える言葉のことです。例えば、不幸の重なりを連想させる「たびたび」や「重ね重ね」、「再び」など。また、数字の「4」や「9」も、それぞれ死と苦を思わせることから、忌み言葉とされています。
挨拶や対応などで話す機会の多い喪主だからこそ、マナー違反とならないように注意しましょう。

抱え込まずに相談する

喪主は、さまざまなことを行う責務があるので、大きなプレッシャーやストレスで悩む方もいます。ただでさえ大切な方を亡くされているため、精神的な負担を感じやすいでしょう。
一人で抱え込んでしまう前に、葬儀場のスタッフや家族に相談するようにしてください。

まとめ

喪主の決め方・注意点についてお伝えしました。進行を務める喪主は、服装や忌み言葉に一段と注意する必要があります大きなプレッシャーやストレスを感じやすい立場でもあるので、葬儀場のスタッフや家族に相談しながら、心を込めて務めましょう。

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